私を助けた君は。



私は滝宮詩織[タキミヤシオリ]。


今日から高校2年生。


私の父は転勤が多くて今まで色々な場所を転々としてきた。


だがここにはしばらくいることになるそうだ。


だから母に友達をいっぱい作ってこいと言われた。


いや、そもそも友達がいないのは私だけのせいではないけどね。



私には友達がいない。


もちろん父の転勤のせいでもある。


小学校低学年くらいまでは友達はいっぱいいたが、あるとき友達なんか作ってもどうせ別れるんだから必要ない。


そう気づいてしまい、それから私は自分から話しかけようとはしなくなった。



しかし友達がいない理由はそれだけじゃない。


もう一つの理由は私の見た目だ。


私は自分で言うのもなんだが顔は可愛いほうだ。


そのせいで男子からは今まで何度も告白されてきた。


それで女子たちは自分からは話しかけない。


そして私も友達を作ろうとはしなかった。


なのでいま、私に友達はいない。