「名前で呼べと⁇」 「うん」 そう言うと、 口角を上げて頷いた佐倉。 「いっいやいやいやいや!あのさ!ふりでもって…あたし、無理だって!」 思いっ切り頭を左右に振り否定する。 「俺ならふつーに言えるけど?」 満更でもない顔で言う佐倉。