ずっと傍に。


夢の声だ!
暗闇のなかにいた何か


「呼んでる」

「は?」

「私、行かなきゃ」



教室を飛び出し、走る
新が追いかけてくる


なんで、私走ってるんだろう?

なんで行かなきゃと思っているんだろう?

どこへ向かっているのだろう?



何かに突き動かされて、ただ走る
そして、行き着いた先は


「ここ…」


「あら?ハル、新くんまで…
…学校はおサボり?」


飛鳥神社だった。