ずっと傍に。


百鬼夜行が、私を連れ去りにきた。



私を捕まえようと迫る妖怪の手
もうダメだと思った、その時

一本の閃光が走った

「ハル」

「!?」

声がして、
すぐに私の周りを炎が囲った。



グオォォォォォォォォ…




炎の囲いの外では魑魅魍魎の叫び声



コワイ…コワイよ……




炎は揺らぐ、でも不思議と熱くない

「ハル、怖くないよ」

頭の中に、優しい声が響く






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