君の隣。






西村くんはいつも通りあくびをしている。

やっぱ何も気にしてないんだ…

いやいや!ちょっと待て!!

気にしないのが普通だよね!?

あたしがどうかしてたんだ!きっとそう!

あたし今日何かおかしいよ…
どうしちゃったんだろ…。

そんなことを考えてると

入学式もいつのまにか終わり教室に戻ってきた。

今日は入学式だけだから、もうこれで下校だ。

あたしが、ゆいのクラスまで迎えに行き一緒に帰る。

ゆいは相変わらずの人気者で

教室であたしの知らない子たちと仲良く話してた。

やっぱゆいはすごいなぁ…
あたしなんて全然誰とも話さなかった。いや、話せなかった。
あたしだけ置いてかれてるよ…

1人ショボショボしているとゆいがやってきた。

『みゆ!待たせてごめんね!呼んでくれたらよかったのに!』

『ゆい、やっぱすごいね…友達いっぱいできてる。』

『みゆだって可愛いし人のこと1番に考えられる優しい子だから
すぐできるよ!周りの子に声かけてみな?』

やっぱりゆいは親友だ…話してて落ち着く。

『うんっ!ゆいありがと♪』

『いえいえ(^^)あたしはずっとみゆの親友だからね』

『うん!あたしもずっとゆいの親友♪』

2人でラブラブしながら帰っていた。