『ゆうと…？』
『みゆ…』
『な、何でゆうとがここにいるの？まゆは？』
『みゆ、それより俺の話聞いてくれねーか？』
『う、うん…』
どーしよ…ゆうとの顔が真剣…
別れ話だったら嫌だよ…泣
『みゆ、あのな』
『うん？』
『俺、みゆのこといっぱい不安にさせたし、遠回りもしたけど
やっぱり俺はみゆがいい。
だから…』
《グイッ、》
だから…まで言ったところで
あたしを抱きしめたゆうと。
そして…
『結婚しよ？』
ゆうとの腕の中で言われた。
『え…？』
涙が止まらないあたし。
ボロボロ泣き続けるあたしの涙を拭いてくれるゆうと。
『これから大変なこともいっぱいあると思うけど、
絶対幸せにするから。』
『うんっ…泣 こんなあたしだけど、あたしもゆうとがいい。』
その瞬間、
《パンッ》
クラッカーの音が鳴り、
周りが一気に明るくなった。
