すると、
頭にポンと西村くんの手がのった。
顔をあげると、
あたしの好きな笑顔でフッと笑う西村くんがいた。
『先、こされた笑』
『え?』
『みゆ、俺も好きだよ。』
『うそ…泣 ほんとに…?』
ポロポロと涙が流れ出す。
あたし、こんなに西村くんのこと好きだったんだ…
『ほんとだよ。俺から言おうとしてたのに笑』
『嬉しい…泣』
《ギュ》
嬉しくて泣いてるあたしを、
西村くんは優しく抱きしめてくれる。
『そんな泣くなってー笑 よしよし可愛いな笑』
『子供あつかいしないでー泣笑』
西村くんの腕の中で、
涙流しながら笑ってるあたし。
『夢みたい…』
あたしがそう言うと、
《チュ》
ふいうちに西村くんがキスしてきた。
『ほら、夢じゃねーだろ?』
顔が真っ赤になるあたし。
その瞬間、
《ヒュ〜…バーン!》
空に、花火が打ち上げられた。
『きれい…』
『みゆ、ずっと一緒にいような』
『あたりまえだよ。西村くん好き///』
『え?今何て言った?もっかい言って?笑』
『も、もう言わないもんっ///』
『なぁ、みゆ?ちょっと耳かして?』
何かと思いながらも耳をかたむける。
すると、
『俺は、大好き』
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顔から火がでそうだった。
それを見て笑ってる西村くん。

