君の隣。







西村くんどこ行ったんだろう…見失った…

それからずっと西村くんを探し続けた。

どこを探してもいない。

探すのに疲れ果てたあたしは屋上に向かった。

はぁ…西村くんいないよ…どうしよう
告白できないじゃん…最悪…

泣きそうになりながら屋上のドアを開けると…

『西村くん?』

そこには1人グラウンドを見つめる西村くんがいた。

『みゆ?』

『ここにいたんだ…』

『人混み苦手でさ、屋上に逃げてきた笑』

『西村くんらしいね笑』



沈黙が続く。

何か話題つくらないとと思っているのに話題がない。
告白しにきたのになんでか怖くて言えない。