君の隣。





ゆいに恋だと言われた次の日。

もぉぉぉ。

ゆいが恋だなんて言うから、

ちょー西村くんのこと意識しちゃうんですけど!

こんな意識してるのあたしだけだぁぁ。



あたふたしていると…

『はい!今日は委員会を決めるぞ!』
と、先生が言った。

委員会かぁ…。

成績関係するみたいだし、

何かやってみようかなー。

んー……よしっ!図書委員やってみよ!

『先生!あたし、図書委員立候補します!』

『おぉー倉田いいぞ!なら図書委員の女子は倉田で!
男子ー誰か立候補あるかぁ?』
先生がそう言うと、

『先生!俺図書委員やりたいっす!』
しょうたがそう言った。

『じゃー図書委員の男子は赤井で!』

しょうたとか…。

しょうたとなら仲良いし安心だ。

『みゆー図書委員よろしくなっ!』

『うんっよろしく!ちゃんとやってよねー?笑』

『わ、分かってるって!焦』


西村くんは何の委員会にも立候補しなかった。

ほんのちょっとだけ、

図書委員一緒にやりたいなぁ。
なんて思ってる自分がいた