涼side 「さっきの進ちゃんすごかったねー!」 「そうだな~。進じゃなかったろ~」 奈々穂を保健室に運んで,俺と双葉と修大はそれぞれの教室に戻っていた。 「奈々穂が倒れたって聞いたときはまじびびったわ」 ふう,とため息をつく修大。 「やっぱ加賀ちゃん関わってくると変わるんだねー」 「ということはやっぱり?」 「イツメン全員加賀ちゃんのことが好きになっちゃいましたー!」 「だよな~」 「しかも皆いつもと違って本気だからねー!堂々と勝負だねー,これは!」