奈々穂side


「脳震盪を起こしていたようね。しばらくは此処に寝てていいからね」


「はい。ありがとうございます」


目を覚ましたら保健室のベッドで横になっていて。


周りには佐々木君たち4人がいた。


山崎君は知らせを聞いて,授業が終わってから駆けつけたんだとか。


なんか申し訳ないなあと思いながら。


「もうちょっと寝ようかな…」


ぽすっとベッドに横たわった。



「ん…」


しばらくしてから起きると,時計は3時を指していた。


「加賀さん,頭の調子はどう?」