「加賀ちゃん?!」 「奈々穂!!」 急に加賀っちが倒れた。 あわてて加賀っちに駆け寄ると。 「クスクス,ほんとに滑ったよ」 「ちょっと水撒いただけなのにねー」 「ほんとほんと。いい様」 「調子乗ってるからいけないのよ」 「わー,女の子って怖いわー」 「自分もでしょ~?キャハハ!!」 ヒソヒソと聞こえる声。 そっちを見ると,加賀っちのほうに冷たい視線を送る女子が数人いた。 瞬間,俺の中で何かが切れた。