明日の君は笑う



「えー?!全国って水泳のー?!」


「それ以外に何があるのよ」


双葉が聞くと,加賀っちがさも当たり前かのように言った。


「凄いんだねー!!加賀ちゃん!!」

水泳経験者の双葉は,目をキラキラさせた。


「かっけー,加賀っち!」

わー,こんな事もできたんだ!


全然知らなかった。


「ねー,俺と競争しよーよ!」


目をキラキラさせながら双葉は加賀っちの腕を掴んだ。


「…ちょっと休んだらね」


加賀っちがザバッとプールサイドに上がると。


「ぇっ」



「ガンッ」