「私,これでも勉強できるほうなのよ?」 ふっと笑うと,皆も笑顔になってくれた。 「ははっ,知ってるよ~」 「だから早く帰ってくるから心配しないで」 「ああ」 「あと」 これくらいは,わがまま言ってもいいかな,皆。 「待ってて,皆」 「当たり前ー!!なるべく早くねー?」 「ん,待ってる」 「待ってるからね~」 「…あんまり無理すんなよ」