明日の君は笑う



でもそう簡単には叶わないと思う。


「分かんない…」


簡単にはいえなくて,そう呟く。


すると進は私の顔を覗き込んだ。


「本当に?」


「う,うん」


「正解,教えよっか」


「…」


「やだ?」


「別にやなわけじゃないけど…」


前みたいに遊びたかったと言われても,嬉しいんだけど。


でも,でも。