第3ゲートのほうから3人が走ってくる。 「どうして,皆此処に…」 奈々は目を見開いて呟いた。 「…奈々」 俺は奈々に近寄った。 「どうして俺らに嘘をついたんだ?」 「…っ」 嘘。 場所の問題じゃない。 もしかしたらこの先会えないかもしれないのに,『すぐ帰る』といった。 「俺,奈々に『嘘はつかないで』って言ったよな?」 「っ!!そん,な」