いつもは見ない白のワンピースを着た加賀っちがいた。 俺は急いで皆にメールをした。 「加賀っち!!」 加賀っちを呼んだけど,加賀っちは気付かずに歩いていってしまう。 まだ気持ちも言ってないのに,何も言わずにこの先会えないとか,やだ。 「奈々ーーーっ!!!」 俺は精一杯の大声で叫んだ。 ずっと呼びたかった『奈々』と言う名前を。 奈々は振り返り,俺と目が合った。 「…佐々木君…」 「進!!」 「進ちゃーん!!」