明日の君は笑う



今日は涼の誕生日。


だから涼の家で皆で集まる予定。


俺はなんだか微妙なモヤモヤ感を残したまま,俺は家に帰った。







「happy birthday,涼」


「thank you,ジョン」


ガヤガヤと騒がしいフロア。


「進ちゃーんっ!これ美味しいよー!」


「ああ」


双葉の明るい声が耳に入ってこない。


何でだろう。胸がざわつく。


「進,今は楽しめ。涼の誕生日だろ?」