明日の君は笑う

まあ，そんな事がないことを願いたいんだけど。


「そんな事合ったくらいで諦めるわけないでしょうよ～？」


「まあ，それはそうなんだけどー」


「当たり前だろ，それは」


「じゃ，よろしく～」


そういい残して自分のクラスに入っていった。


俺も，頑張んなくちゃいけないみたいだ。


「双葉ー」


「んー？」


「お前，加賀っちのこと好きか？」


「当たり前じゃんー」


「もし，柚葉【ﾕｽﾞﾊ】と被ってんだったら，やめとけよ」


「…っ」


そんな事言うなよ。

俺は加賀ちゃんが好き。

それは揺るがない事実だ。