「「さようなら!」」


「やっと終わったーーー」
「春休みまで部活とか最悪」
私は 宮本 麻菜夏。
みんなには まなとか宮本って呼ばれてる。
吹奏楽部の副部長をしてる ふつうの中2。今は春休みだから もうすぐで中3になる。
さっき 部活が終わって 幹部の3人で みんなが帰るのを待ちながらお喋り中。

「そういえばさぁ!」
もう1人の副部長のまみが何かを思いだしたように 言い出した。
「声でかっ!笑」
部長のみかが 冷静なツッコミ。
「なになに?」
私は まみの話を聞いた。
「春休み 明けたら 転校生来るんだって!」
「「そおなん⁉︎」」
「ぅん! 男子らしいょ!イケメンが来るといいなぁ〜」
まみが 目をキラキラさせてる笑
「まみは彼氏いるでしょ!」
と またまた みかの冷静なツッコミ。
「そーだった!テヘッ」
まみは ほんとに可愛い。

転校生か…
どんな人なんだろ?
まぁ うちのクラスぢゃない限り関わることないと思うけどね。
けど ちょっと楽しみだな。

「さぁ そろそろ帰るかー」
「だねー! 帰ろ帰ろー」
「「じゃぁねー ばぃばーぃ」」

このころの私は まだ恋を忘れたまま。