アヴァンシィの時に思った、意外とフランクな人であるとか、とことん仕事が好きそうであるとか。
今日感じていた、人間味あふれるところや、話し上手なところがあるとか。
そんな印象をひっくるめて逆転させられる。
三度目の印象は、危険な香りと魅惑の色を前面に押し出し、
逃がすまいと追いかけてくる、野心家なハンターだともいうべきだろうか。
そして、大志さんは後頭部にあった手を離し、椅子に腰かけ直して手荒な真似をしてきたとは思えないぐらいの、適度な距離感に戻ると。
春子ちゃんとよく似た、あの安心できるほほ笑みを顔に浮かべている。
先程の腰にくる甘いささやきは、どこかに消えてしまったのかだろうか。
あのハンターと化した、瞳と声は夢だった?、と思うぐらいの切り替えようだ。
