* 家の方向が違う美弥をタクシーに乗せ、次は楽しい話で飲もうと約束をしたところで、私たちは解散した。 美弥は最後の最後まで、迂闊な私を怒って責めて、でもそれと同じぐらい私に幸せになってほしいと言ってくれた。 去りゆくタクシーをみながら、私はなんて素敵な友人を持ったのだろう、と心が温かくなる。 _______正直言って。 心の中はまだまだあの人でいっぱいだ。