なに。なに。なに。

なんなの、このひと。


大切な名前を、女殺しの文句で褒めてくると思ったら。

続けてもっと甘い言葉で私の思考をどろどろに溶かしていく。


もう一度会いたいと思ってくれていたなんて、信じられない。

でも、そんな信じられない言葉を聞いたとき。

もっと信じられないことを、思い知ったの。


私も、「大志さんにもう一度会いたい」って、思っていたことに。