「話そらすな。無期限のお休みってのは?」
「………現在は、その、……む、無職…です…」
やはり真さんをごまかすのは百年早かったらしい。
「…前の職場は先月末で1年の契約が満期だったから。契約通りにやめたんだけど」
「……」
「……次の職場は…結婚の話が出てたから、元彼の働かなくてもいいよっていう言葉に甘えてて。派遣元の更新もしてなくて…」
「……」
「…今更、契約更新させてくださいとも、言えないし。…ハローワークに通って職を探しているの」
「……はぁー」
真さんは心底あきれたという表情を隠しもせず、盛大に溜息を吐いた。
