悲劇のヒロインぶって、そんな満さんの気持ちを真さんに言われるまで気付けなかったなんてなんて私は大馬鹿ものだ。 「……もうそろそろ過去にしなきゃね。元彼のためにも」 「…そうするのがいいよ」 最後まで素直になれなかった小心者の私を謝りたい。 でももし満さんにもう一度会うことができたなら、やっぱり謝罪じゃなくて感謝を伝えなきゃ。 一段と心が軽くなって、気が抜けた。そしてふと時計に目をやると、相当な夜更けを示していた。 いけない!明日もお店は開店日なのに!