「恋愛に身の丈も何もねーよ」 「…私にはあったの。どこかでいつも彼に引け目を感じていたこと、あの人は気付いてたのね」 「わっかんねーなあ」 恋愛って常に対等じゃねぇの、そうこぼした真さんは伸びをするようにして運転席の頭あての後ろに手を組んだ。 そしてまったくの無音になったところで、真さんはもう一度口を開いた。 「でも、そいつは正しいよ」