翌日―― 朝一番でガラス屋に電話をし、窓を直してもらった。 私は由衣に連絡して先に行ってもらう事にして、1人で大学に向かった。 全てが明らかになるまでは、由衣に会いたくなかったのだ。 まず、藤田に会わなければならない。全てはそこからだ。 私は決意を固め、大学へと続く真っ直ぐな道を、ただ前を向いて歩いた… .