帰宅してからも、今日の出来事を整理する事が出来なかった。

単に交通事故が重なっただけだと言ってしまえばそれまでだけど、何か釈然としない。

それに、幸せだった私に、自殺する理由が見当たらない…


「はあ…」

お腹の底から吐き出した溜め息が部屋の空気に溶け込んだ時、ノートパソコンの緑色のライトが目に入った。

確かこのランプは、メールの着信を知らせるものだ。


私は自分の部屋に帰ってきて以来、開けた事すら無かったノートパソコンを開いた。

やはりメールだ。

私は誰からのメールか確認する為に、パソコンを起動させた。


パソコンの画面を見ながら、駅からの帰り道に買った弁当を開け、割り箸を2つにした。

そして、立ち上がったパソコンのメール画面を開いたが、その文章は全く意味不明のものだった。


「何これ…」


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