もし外山くんに告白されたら付き合うのか
と詰め寄る二人に、
外山くんみたいな素敵な人、私には釣り合
わないよと答えておいた。
それは今回に限ったことではない。
高校に入ってから私に告白してきた大勢の
人…
まだ一年だった頃、当時三年生だった
生徒会長からは生徒会に入って欲しいと言
われつつ告白された。
イケメンと言われていた長身のバスケ部の
人やまだ高校に入りたての後輩、
目立たない、名前も知らなかった人まで…
いくら告白されても断る私にいつも二人は
もったいない、どうしてかと聞く。
そのたび私は決まってこう答えるのだ。
〝今は奈々ちゃんと夢ちゃんとこうやって
過ごす方が楽しいから〟
って………
そう答えさえすれば二人は安心してたちま
ち笑顔になる。
付き合えばいいのに~何て緩く言いながら
も、カッコいい人に告白された時に限って
奈々ちゃんの目の奥が笑ってないことを知
ってる。
夢ちゃんを通して運動部の男子が私に
近付こうとすると、夢ちゃんが一瞬嫌な顔を
するのに気付いてる。
二人は気さくで親切な良い人達だ。
私がちょっと気を付けてさえいれば常に
平穏な関係が保たれる。
友達関係ってわりと脆いけど、それは仕方
ない。
私も中学の頃は輝いてる人に散々嫉妬してきたのだから。
