また桜の散る頃に

わかんない...

「陵....」

「永久?熱は...」

おでこに触ろうとする

「さわらないで!」

私はその手を払いのけてしまった

「まだ体調が悪いの.....
今日はありがとうもう帰って」

これ以上いたらたぶん無理

「ん、でも...」

お願いだから早くかえって

「わかった、でも無理すんなよ
しんどくなったらすぐ電話しろ」

ごめん、陵....

「そんな顔すんな、なんもしねぇから」

「ちがっ....」

陵は出ていった