祓って、恋して、戦って~strong my partner~

「ぬぅ…やぁ!
うおっ!?てや!!」

「ぎゃぁぁぁ!!
おま、ちょ、あぶねぇ!
コントローラを振り回すな!」

そんなこと言ったって体が勝手に動くんだ。
しょうがないだろ。
ゲームって難しい。
思うように動いてくれないし、相手強すぎだし。

「こいつ、最弱のコンピューターだぞ?
お前、弱すぎね?」

「うぅぅ。弱くて悪かったな!」

噛みつくように睨みつけてやれば、雷雨はすぐに青ざめて話題を変えた。

「そそそそーいやさ、強さといえばなんだけどよ…。
天夜ってどんくらい強いの?」

「霊力の話?」

「うん。」

そうだなー。あんまり考えたことはないが、だいたいで言えばいいか。

「えーっと、九十九の血縁者のなかの実力者と張り合えるくらいかな。
自惚れてるわけじゃないけど、かなり強い方だと思う。」

「なんか、ゲームの腕をみてっと信じがたいな。」

ゲームは関係ないだろっ!
弱くたって楽しめりゃいいじゃん。

「信じられないなら、実際に見せてやろうか?」

時間的にはそろそろ霊が活発になりだす頃だ。
悪霊祓いの依頼が来てたはずだし、ちょうどいいな。

「天夜……。」

美子が心配そうに見つめてくる。

「大丈夫だよ。危険な真似はしないから。」

「でもっ!」

不安そうに瞳を揺らす美子に、もう一度『大丈夫だ』と言い、私は三人を連れ出した。