祓って、恋して、戦って~strong my partner~

「むうぅ。ま、いいや。
とりあえずこれの説明すんぞー。」

なんだなんだ。何かすごいことでも起きるのか?

どうやら、私はかなり目を輝かせてたらしい。
全員に笑われてしまった。
くっ。恥ずかしい。

「まずはだなー。
ゲーム機とテレビを専用の線で繋ぐだろ。
んで、次にゲーム機の電源を入れりゃあ……うし、準備完了!」

へぇ。ずいぶんと簡単な準備だな。
覚えやすくて助かる。

「カセットを入れれば、そのカセットのゲームを始められるぜ。どれがしたい?」

私が決めていいのか。
えーと、じゃあ、この派手なやつにしよう。

「これがいい。」

「お、格闘系か。初心者向けのやつだし、早速やるか!」

「うん!」

ゲームが始まる前、私は雷雨からコントローラというものを渡された。
これを使って、ゲームのなかの登場人物を動かすらしい。

ある程度の操作方法を教えてもらってから、私は人生初のゲームを開始した。