美子は散々晴久とイチャイチャしたあと、「もうすぐチャイムが鳴るから」と帰っていった。

昼まであと一限。
さて、アイツらに私のことを…いや、私達のことをどう話そうか。

あー、でも、まずは今日の昼飯なんにするかだな。
チョコパンかな。んー、メロンパンも捨てがたい。
いっそ両方買ってしまおうか。いや、それだとジュースを買うお金がなくなってしまう。
どうしたものか……。

「ねぇ、橘さん。」

「?」

「チョコパンかメロンパン。どっちにしたらいいと思う?」

「えっ?うーん…。
メロンパン、かなぁ。私、メロンパンの方が好きだし。」

「なるほど。協力ありがと。」

決めた。今日の昼飯はメロンパンにしよう。

「こら、そこ!
静かにしなさいっ。」

「あ、すんません。」

そういや、授業中だった。

「罰として62ページの本文読んでくれるかしら。」

「ここですか?」

「そう、そこ。」

面倒だが、喋っていた私が悪いし、しょうがないか。

早く昼飯たべたいなぁ。