祓って、恋して、戦って~strong my partner~

「……本当だ。」

ありがとう総長さん!
君は話を合わしてくれるって信じてた!!

「そ、それなら仕方ないわね。
でも、ちょっと親しいからって調子に乗らないことね。」

「アハハ……。キヲツケマス。」

「…フンッ。」

あぁ、やっと帰ってくれた。
女子って怖いな。まぁ私も女子だけど。

しかし、廊下やクラスメートからの視線が気になる。
皆、ライオンを見るような視線を私に向けてくる。
私は動物じゃないよ、と言ってやりたいくらいだ。

はぁ、前途多難ってこのことなのかな?

そう思ってたとき、廊下がざわついた。
なにかあったのだろうか。

「なんであの人がここに?」
「ここ、1年の階だぞ。なんで2年のあの人がくるんだ?」

あの人って誰だ。
やけに青ざめてるというか、怖がってる人が多い。

「噂の女の子はどこ!?」

教室に入ってきたのはド派手な女子生徒。
ピンクに染めた髪をサイドポニーテールでまとめている。
メイクはそんな濃くないけど、もとがいいのかすごい美人だ。










そして、その人を私は知っていた。