「一生会えなくなるわけじゃないけど
当分離れるから寂しくなるね。…
じゃあ、入学式、頑張ってくるね!
松野も、イギリス行ってらっしゃい!」

「 いってまいります。
苺お嬢様、頑張って下さい。
そして、いってらっしゃいませ。」


松野は、私の言葉を聞いて
目尻に少し涙をうかばせながら、
私が校門をくぐる所を見送ってくれた。