あなたの色は苺色。




私は乃花と 今日だけで
こんなに仲良くなれるとは
思っていなかったから、もちろん
私の本名も言うつもりはなかった。

でも乃花は、私が思っていた以上に
信頼できる子だったから
ついつい言っちゃったけど…

大丈夫だよね?笑


「乃花、この事は、秘密にして?
まだまだ発表は先だから。」

私が不安な顔をしてる事に気づいたのか
乃花はニッコリ笑ってくれた。


「もちろん、誰かに言いふらすつもりはないし、バラさないから安心して!
秘密を共有できるような友達ができて
あたし、嬉しいからさ♪」

そう言ってくれたから
私は乃花に話せた事が嬉しく思えた。