命には限りがある
永遠ではない
だからこそ
生きているこの瞬間を輝かせたい
人も動物も生物も花も樹も
全て同じと私は思う。
紀之さんは
ペットを飼って
可愛がって家族同然に育てても
その命が尽きる日を先に考えてしまうという。
そんな事を考えるとペットに失礼と思うし
何もできないと思うのだけれど
大切な人を失っている彼の頭は
それしかないという。
もう少し
あと一息
前に進む事ができれば
考えも変わると思うのだけれど
大切な人を亡くした彼は保守的になっていた。
今は
しかたないのかな。
でも
むずかしいなぁ
ずーっと桜ちゃんを丸め込んでいるけれど
いつの日か
それができなくなるぞ
台所で考えてたら
「じゃぁ。いもうとがほしい!」
元気な桜ちゃんは、自分の部屋から台所へ飛んできた。
じゃぁ……って
ついでかいっ!
この会話も前にしたなぁ。



