そして、翌々日、彼は早くも 東京にいく事になった。 「いよいよだね…。」 「着いたら、電話するよ。」 いつものようにふわっと私の髪を撫でる。 「それで…最後なんだね…。」 「……ああ。」 私とユウちゃんは昨日、約束したんだ。 ユウちゃんが東京についた連絡を最後に、 お互いの連絡先を消す、と。 私たちなりのケジメをつけるために。