「………ふぅ。」
銭湯の男風呂の清掃を終え、今日も姉さんと家に戻った。
今日は時間が迫っていた分、清掃が大変だった……。
疲れた…。
家に戻ると、姉さんと俺はそれぞれの自室に戻る。
それぞれの部屋では、しばらくは無音が続いていた。
俺は机に向かい、しばらくは課題を済ませていた。そして、参考書に手を伸ばした瞬間、姉さんの部屋から怒号が響いた。
「あぁーもううるっさい!!まじで黙れトウ!」
「悠ちゃんヒドイ!!!!」
「………」
俺は手にしていたペンを置いて参考書を閉じた。
そして机から立ち上がる。
部屋から出ると、真っ直ぐに姉さんの部屋に向かう。
ノックをすると、部屋の中からトウくんの明るい返事が帰ってくる。
……なんでトウくんが返事するんだろ。
そう思いながらも姉さんの部屋のドアを開けると、トウくんが目の前に立っている。
「!!」
ビックリして、一歩退く。
そんな俺のリアクションを見て、トウくんは楽しそうに笑っている。
「あははー!さすがの愛くんも今のにはビックリしたー?」



