「まぁスペックって言うの?愛ってすげぇイケメンで背ぇ高いし、頭も良いし。表情が見えないのはクールに見えるし、性格も嫌なヤツじゃない。そーゆーレベルの高さ。だからモテるのは理解できるわけ。」
そう博貴が言うのを見て、和も頷いた。
「そうそう!俺らなんか全然モテないのによー。まじ羨ましーんですけど!何食ったらそんなキレーな顔になるわけ?」
そう言いながら、和は俺の顔をペタペタ触る。
頬やおでこを触ってきて、俺はうっとおしいと思っていたものの、勝手にさせていた。
しばらく和はペタペタと触っていたけど、何を思ったのか唇などを触ってきた。
さすがにビックリして、その手を力ずくでベリっと引きはがすと和は、にっこりと笑った。
「お前がもっと嫌なヤツだったら嫌いだっただろうな〜。愛ってまじ男の敵だから。」
「男の敵…?」
「そーそー。モテまくりのくせに断りまくり。本当羨ましい!」
「ま、男なら愛くらいの男前に生まれたかったと思ってると思うよ」
………何が言いたいのかよく分からないけれど、要するに二人とも彼女が欲しいということだろう。
自分自身ではモテないと言うけれど、二人ともブサイクというわけでもない。
こんなに性格が良い二人が、モテないなんて俺には信じられない。



