「は……る……無事……か?」 トラックの前輪が隼音の右膝に乗っている。 頭を打ったのか、後頭部からは真っ赤なものが出てる。 ようやく、状況が理解できた私は隼音に駆け寄る。 「隼音!隼音!隼音!」 段々と目から涙が出てくる。 「は……る……怪我……ねぇ……か?」 ゆっくりゆっくり言葉をいう隼音。 「私?私は大丈夫!大丈夫だよ!」 自分のが怪我してるのに…… 自分の酷い怪我なのに…… 「そっか……よ…………かっ……た……」 なんで?私の心配をするの!?