付き合っていた彼は同じ部活の先輩 試合の1週間後、 受験を理由に別れを告げられた 先輩は ありがとう と言い残して去った 予想していた結果、 それなりに悲しかった けれど迫る文化祭の準備と 次の試合への練習の忙しさで 思ったよりも早く悲しみの波は去った 何となくパソコンを点けて、 久しぶりにメールを開く 携帯を持っていなかった私は たまにメールを使うくらいだった いくつかの新着DMの中に 知らないアドレスを見つけた