「今、 恥ずかしい事、言わないで
って思っただろ?」
「…っえ!?」
なんで…?!
口をパクパクさせるわたし。
「矢野の事は全部お見通しだから。」
意地悪そうにニッと笑った。
そして、また
真剣な顔に戻る三門。
三門はわたしの腰に
手を回し
頭を包むように手で覆う。
「……好きだよ…
千晴……」
耳元で小さく囁いた。
あ……私の名前…
久しぶりに呼ばれた…。
嬉しい…。
「わたしも、だ…よ……
たい、よ…う…」
三門の顔は段々と近くなって
わたしはドキドキと胸を鳴らしながら目をギュッと閉じた。
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