14さい。－初キス－【短編】

しかも、笑わないとか言って


笑ってるし…。


なんて、説得力のない…


呆れて



はぁッ…とため息を着くと


三門はそれに気づいて


「…んな、怒んなよ

ごめんってば、」



本当に申し訳なさそうに言うから



つい、コクンッと頷いた。



「仕方ないなぁ…」

少し、口を尖らして言うと


「ん、さんきゅ」


三門は目尻を下げて口元を緩ませた。



そんな三門を見ていると


自然にわたしの顔も緩んだ。