ORANGE SNOW

キュアスリーとは、簡単に言うと「何でも屋」と呼ばれている。
草むしりから始まり、護衛、暗殺、すべての事をこなし、それを仕事としお金をもらう仕事だ。
それ故、国から実力を認めてもらう為に許可がいる上に、「何でもやる」という肩書きを背負い、汚い仕事と貴族からは嫌われ、一般市民からは危ない仕事と言われている。
いいイメージはないが一番稼ぎがよく、キュアスリーの団体自体が少ない為仕事に困る事はなくなる。

それにリヴィアスは、未だに「あの時」の事を心の片隅に置いて忘れていなかった。


『生きなさい』


そう言った、白い少女。
少年の声をもった白い老人に、その小さい体で向かっていった、リヴィアスの命の恩人。

毎日毎日気がかりだった。
生きてるのか、もし生きてるならお礼がしたい。


あの少女にもう一度会いたい。