「おねーちゃん!」

食堂についた途端、さくらに瓜二つの背の小さな少女がさくらに抱きついてきた。
さくらはそれを笑顔で受け止め、軽々とその少女を抱き上げる。
リヴィアスも少女の頭に手を伸ばし、優しく撫でた。

「おはよう蓮華」

「おはようリヴィ!」

少女―さくらの妹の蓮華は、無邪気な笑みを浮かべて上機嫌に二人を見ていた。