―――ほら、あなたにはどのドレスも似合うわ。
さすが私の娘ね。
きっと世界中の宝石も、あなたに身につけさせたら2倍の価値になるわ。

―――いけません、お嬢様。
これは私の仕事なのです。
どうか貴族としての自覚をお持ちくだされ。

―――いいか、この国をいつか、お前が裏で操るんだ。
学べ、ひたすら学べ。
これくらいも出来ないのか、出来損ないめ。