ある塾でのできごと

私はけん玉に夢中になっていた。

けん玉をやるのは久しぶりで

最近塾へ行くたび

けん玉を手にとってやっていた。

先生いわく

どうやら夢中になってやっていたらしい。


あるとき

同じ高校の先輩が塾にきた。

私はけん玉をずっとやっていた。

先輩が目の前にくると…

『そのけん玉、ちょっとかして』

と言ってきた。

私は先輩にけん玉をかすと…

先輩は色々な技を

私に自慢げにみせてくる。

私にとっては見てて悔しくなる。

私は先輩に

『先輩!これから塾に来たとき
けん玉勝負しましょうよ』

と言うと

先輩は

『いいよ!そのかわり負けた方はなにかする』

という条件つきで言ってきた。


それから私は毎日塾へ行ったとき

けん玉の練習をすることにした。