「女子1走者はアップしろよー。」

先生がそう言った。

私はアンカーだからまだまだ時間あるなあ。

私は朱莉と時間になるまで話していた。

朱莉とは1区しか違わないので、一緒にアップしてトラックへ行くことにした。

たすけの受け渡し、トラックの中でやるんだよね。

先生に言われたアップをなんとなくこなす。

なんとなくって言うのは、少しさぼった。

先生のアップをこなしていたら、汗だらだらになる。

汗なら、少しかくくらいが丁度いい。

どうせ汗かくし。