駅伝大会が終わると、すぐ9月になった。

部活も友達関係も相変わらず充実している。

ただ、気になるのが...諒先輩。

あの一言が、頭から離れない。

憂先輩と別れたばかりだから、部活の先輩に言う気にもなれない。

それに、からかわれるのも嫌だった。

私はいつも一緒にいる、バスケ部の優愛に話した。

「諒先輩が、すごくかっこいい。」

私はこれだけ言った。

すると優愛はニヤリ。

「じゃあジャージのお願いいきますか!」

「え、ちょ。」

私は戸惑った。